青豆

プロミシング・ヤング・ウーマンの青豆のレビュー・感想・評価

4.0
鑑賞したのは1ヶ月近くも前なんだけど、どうしても上手く気持ちが上手くまとめられてなかった(決して今もそれが出来ているわけではないのだけど…)。
美しきサイコ女の活躍!で済ませてしまうには、あまりにも悲しすぎる、キャシーが迎えた結末というよりも、自分の人生は顧みず親友の復讐だけに命をかけたことが。誰にも打ち明ける事なくたった一人で背負ったものの大きさに。
そんな中、ゴミ箱を蹴り飛ばすシーンだけ、唯一彼女の人間らしい心を垣間見ることが出来た気がする。彼女が(一時的であれ)愛したライアンの役柄がわたしを動揺させ、それがこの作品の感想を書けない原因であることには内心気付いている…

我々は事件の当事者になる事よりも、"その他大勢"的な立場となる事の方が圧倒的に多く、我関せずだったり、見て見ぬふりだったり、噂をしたり、ネット上で批判したり、飽きたり忘れたりと、自分でも気付かぬうちに間接的な加害者になり得る危険性が存在すると改めて思った。
青豆

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