魔法少女アニメのごとく、キラキラのハートが飛び交うオープニング。カラフルなカップケーキたち。クラシカルな西洋インテリア。それらと相容れない、救いようのない地獄のようなストーリー。オープニングとエンディングに狂気すら感じた。
直接的な過度な描写がないところや、重いテーマをあたかもファッショナブルなラブコメのテンションで扱う演出は好印象。でも…話の展開が少し飲み込みにくく、終わり方がどうも好きにならない。
まさか、つい先日観た「リリーのすべて」と同じ監督さんの作品だとは。全然気付かなかった。女性性をテーマにしているあたりは確かに共通点かもしれないけれど、個人的には圧倒的に「リリーのすべて」派。