面白いと表現していいのか悩む。
リベンジものとしてだけ考えるとよく出来ていてしっかり終わる、のだと思う。
扱っているテーマが非常に重く、気軽に面白いから観てみなよ!と勧めるのは躊躇われる。
けど是非、男女問わず、老若問わず観てほしい。
この作品のラストを観てスッキリした気持ちではなく、モヤモヤしたどうしようもない気持ちを抱えて欲しい。
「お前は今までに恥のない人生を送ってきたのか?」
といった主旨の発言を主人公に投げかけられるシーンがあるんだけど、主人公と、その発言をした人の圧倒的な認識の差がその言葉に全て詰まっているなあと思った。
隠さなければ、恥ずかしいことだと思うような出来事なのに、どうして若かったから許されるだろうといった発言がセットで出てくるのか。
鑑賞後に色々考えてしまう作品だった。