Arima

プロミシング・ヤング・ウーマンのArimaのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

教科書に載りそうな綺麗な脚本。

場面転換の割合が均等、故に助演の登場割合が均等、それらに対する主役の心情変化が明確、簡潔でも先の読めない展開。
こうやって物語を端的に整理出来る監督にはリスペクトしかない。

ストーリーでは、一見恋人の男が気の毒に感じたが、学生時代からキャシーを視ていたならば、被害者の親友である事も知っていたはずで。その上で、事件の1加害者の立場で近付いたのだから悔悟の気持ちがあったのか怪しい。つーか、やべーやつだろ。

加害者の社会復帰、所謂セカンドチャンスが認められる社会は一見公正に思えるけれども、当たり前に被害者の失われた日常は戻らないわけで。
人を傷付ける行為は大なり小なりお互いに不幸を産むのだよな、と当たり前を思うのだが、当たり前こそ大切とも思う。
予防策が大事よな。起きてからではもう晩い事が多すぎる。

キャシーの服、めっちゃかわいい。
昼の服と夜の服のコントラストを強調したかったのだろうが、単純に服のセンスが好みだ。
Arima

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