このレビューはネタバレを含みます
エル・ファニングが兎に角、えぇ子やったなぁ
認知症って、名前の通り認知が出来なくなる症状で、作中の父親はかなり進行している
現在や、自身の事も、ほぼ、あやふや
私の実家の隣に住んでいた母方のおばあちゃんは、晩年軽い認知症があった
現在の理解力が少し落ちていて、自分の事はある程度分かっていたけど、物忘れとか諸々が多少あった
寝起きは自分で出来てたけど、ご飯を作れなくなっていたし、半介護みたいな感じだった
お母さんは上手く付き合えない時があり、感情的になる事もあった
当作の父親は症状が重い状態の為、人生の今の更新が難しいから、脳内には過去の情報のみ
だから記憶の中をぐるぐる彷徨っているんだろうな、と
娘も作家の卵で、父の人生の苦労なども分かるし尊敬もしてるから、優しく出来るんだろうけど、中々あそこまで普通は出来んって、、、
ものすんごいえぇ子や、、、
認知症の人への尊厳の念も大切やね
タクシーの兄ちゃんも良い人やった
その人の今を、受け入れてあげたいね
そして
過去の記憶や大事なものは、確実にどこかに残っている
最後
娘の名前を呼べた、、、泣