コソボ紛争が舞台のロシア映画。
セルビアが敵という設定がほとんどのユーゴスラビア紛争映画では珍しくセルビア側の作品。
NATOの空爆とアルバニア人による民族浄化に苦しめられるコソボにロシア特殊部隊が人道的介入するというストーリー。
セルビア人が善でアルバニア人が悪という構図が終始一貫しており揺るがない。
アルバニア人は軍服を着た強盗ぐらいのノリで極悪人に仕立て上げられている。
反面、国際法をガン無視するロシア軍の行動を美談みたいにするプロパガンダがすごい。
ジェノサイドやってたのはお互い様だし開き直った方が良いのか。
映像は流石のロシアの軍事映画という感じ。
BMPなどの兵器はガッツリ実物を使っているしCGは迫力がありつつ細部まで作り込んでいる。
後半の飛行場防衛戦にかけての盛り上がりがとてもソビエトロシアで非常に楽しい。
やっぱりソ連は最高だな。