ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「リーマン・トリロジー」のかさまのネタバレレビュー・内容・結末

リーマン・ブラザーズの成り立ちから破綻までを追いながら、アメリカの産業史や発展の歴史を知ることができる。
3幕全てガラス張りのオフィスのようなセットで、3人の俳優とピアノのみで150年以上の歩みを語る演出は、だいぶ計算されてできているのではと思った。盛者必衰の話としてもだいぶ面白かったが、限られたセットと役者で最大限の時間空間を想像させる手腕の方にまず驚いてしまった。
衣装も変えず3人で年齢も性別の様々な人物を演じて結構目まぐるしいのに、全く混乱しなかった。役者の技量もあるだろうけどセリフや構成も相当整理しているのかなと思う。