ロキ氏

映画 えんとつ町のプペルのロキ氏のレビュー・感想・評価

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)
3.5
アニメーションは素晴らしく、声優陣も良い。特に主人公ルビッチの声優:芦田愛菜ちゃんはホント素晴らしくルビッチが劇中でちゃんと生きてました。

何度も擦られたようなストレートなストーリーとメッセージ性ですが逆に安心して集中して楽しめる。

劇中にちょいちょいMVの様に挿入される歌。「新海誠作品か!」と思ったり。笑

主題歌も耳に残る感じで全体的に思いの外良かった。

知らず知らずの内に自分もこういう同調圧力をやってしまってることってあると思う。

この【えんとつ町】同様、島国である日本人は特にそういうの多いかもと思ったり。


このスチームパンク感溢れる街並みが凄く良い!^_^



しかし、一方でこの違和感は何か?

西野亮廣の「コレを言いたいんだ!」という主張が前に出過ぎててその他のモブキャラが凄く置き物というか、なんか言わされてる感。

機械的?なんかこう…劇中で生きてない感じが気持ち悪く感じる。

“主人公ルビッチ一行を全肯定。その他は間違ってる”という感じの描き方に感じました。

終始、主観というか個人的価値観。
俯瞰的に解釈みたいなのが感じられなくて悪くは無いけど“シコリ”みたいな凄い違和感みたいなものも同時に感じました。

あえて嫌な言い方をすれば宗教的にも見える。
ロキ氏

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