キングコングの西野亮廣が作り上げた壮大なファンタジー絵本を、
自ら脚本と製作総指揮を務め映画化。
厚い煙に覆われ、空を見上げることを禁じられたえんとつ町で暮らすルビッチ。
星の存在を信じ語り聞かせてくれた父親が1年前に失踪し、
高所恐怖症だが、少しでも空に近づけるよう煙突掃除の仕事をするルビッチが、ハロウィンの日に、ごみ人間・プペルと友達になり、
異端審問所の捜査に屈せず、
町のみんなに星を見せるため冒険に出る。
家族愛や友情をてらいなく真正面から描き、壮大な夢物語が展開する。期待通りの圧巻のカタルシスが訪れるクライマックスも素晴らしい。
メッセージ性の強い、やや説教くさいナレーションが頻繁するあたりは、西野のはみ出した個性で、ご愛嬌。
そしてルビッチ役の芦田愛菜は、
声優でも見事な演技力。
圧倒的な映像美で繰り広げられる世界観は、ファンタジーと相性の良いアニメーションの成功例。
娘に見せたい作品が1つ増えた。
……ということで、翌日に5才の娘と一緒に鑑賞。
娘の感想は、
怖かったけど、面白かった、でも長かった。
プペルが殴られるシーンで泣きかけたりしてたので、ある程度感情移入はできていたようで、
飽きっぽい娘が最後まで観ることができてのは上出来^_^
西野の冒険はまだ序章。
これからも目一杯遊んで、誰もみたことのないファンタジーを見せてほしい。