いかえもん

るろうに剣心 最終章 The Beginningのいかえもんのレビュー・感想・評価

3.8
なんやかんやでちょっと遅くなりましたが見てきました。
映画自体はthe finalの方が好みですが、剣心と巴のロマンス部分にスポットを当てた今回の作品は、薫があまり好きではない私には、好ましかったです。
finalの最後はちょっと、えぇ~薫とかぁ…でもまあそうなるわなぁ…って感じだったんですよね。今回の巴ちゃんのお話はあまりに切なく、悲しいので、剣心がかわいそうでならなかった。
しかしながら、これを見ると、なんていうか、闇を抱えて、時折つぶされそうになるであろう剣心にとっては、自分と真逆のキラキラ街道まっしぐらの薫みたいな女性と一緒になる方が幸せかもなって思って、the finalのラストを思い出して、まああれでよかったかと納得できた。

ただまあ、the finalの中にも結構the beginningの映像や内容が織り交ぜられていたので、ネタバレした状態でその詳細を見るっていう感じもしたので、盛り上がりや意外性には欠けた感じは否めなかった。the beginningを先に公開してたらどうだろう?とも思ったけど、それじゃラストのループ感が失われちゃうしねぇ。そこらへんはちょっと難しかったなぁと思ったりもした。

でも、シリーズを全てを通して日本アクション映画史に確実に足跡を残したし、これからの日本のアクション映画の土台となったことは間違いない。

いつか、佐藤健くんがハリウッドでまたマッケンと共演するようなことがあればいいなと思うし、その時のアクション監督に谷垣さんがいればいいなと思う。 これからの日本のアクション映画にも期待したい!