ポケ文太郎

17歳の瞳に映る世界のポケ文太郎のレビュー・感想・評価

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)
4.5
2020年 アメリカ🇺🇸イギリス🇬🇧合作

ペンシルバニア州の田舎に住む10代の少女、予期せぬ希望しない妊娠をしてしまい医療支援を受ける為に従姉妹とニューヨークへ向かう

望まぬ妊娠
その経緯について具体的に語られる事はありません
おそらく相手だったであろう男の態度
下衆な野郎の子どもをみごもってしまった事は推測できます
そして彼女が診療所で受けるカウンセラーからの問い
かなり立ち入った質問で回答は4択
それが原題です

原題『Never Rarely Sometimes Always 』
一度もない、滅多にない、時々ある、常にある

この少女の顔だけを撮った長回しの場面は少ないセリフなのに妊娠に至るまでの背景と彼女の真理が垣間見えて、とてもとても辛いシーンです

本作に出てくる男性は全員下衆野郎ばかりですが、世の男達も知らず知らずのうちに似たような態度をとっているのでは…
男のホンネはどうなんでしょう

静かに、でも深く重く訴えてくるものがある作品でした
ポケ文太郎

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