17歳の瞳に映る世界のQRPのレビュー・感想・評価

ただひたすらに暗澹としたロードムービーを映像美で見せる。
絶望への旅の様相だったけど、受け皿ってちゃんとあるんだなってことを教えてくれる。最初の文化祭みたいなステージで下品なヤジを誰も注意しなかったり、無関心な親や中絶反対派の医者だったり、この世は辛く厳しい世界にも思えるけども、救いの手を差し伸べる者はいる。
見ていて自分のこれまでの助けなかったことへの後悔が蘇ってきた。差し伸べる側でありたいと思うがなかなか難しい。

2021年85本目