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小説の神様 君としか描けない物語のなのレビュー・感想・評価

2.3
映画の情報も原作も一切知らずに観て、はじめ白黒の画面が続いたから驚いた。モノクロ映像でも、現代の画質で撮影しているから全体的に白っぽく見えて、そこに白い文字が重なる場面もあって序盤は少し疲れた。途中までは、主人公の絶望や日常を灰色に感じていることの表現なのかと思っていたが、次第にそうではない気がしてきてよく分からなくなってしまった。

とある高校の文芸部員4人が小説に対してどのような思いを抱いているかを描いているけれど、掘り下げが浅く感じて疑問点だらけだった。「ドS小説家」の設定も話が進むにつれて弱くなっていたように感じた。

演じている佐藤流司くんのことが気になったからなのか、私自身部長には少し共感できるところはあったものの、映画全体の感想としては長めのミュージックビデオという印象を受けた。
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