Akirajiisan

CODE8/コード・エイトのAkirajiisanのレビュー・感想・評価

CODE8/コード・エイト(2019年製作の映画)
3.5
超能力について、今までの常識的な着眼点で無く、超能力を弱点として捉えた様なSFでした。
全く、派手な演出も無く、CGも抑えた映画です。
でも、この捉え方は面白い。
超能力が他人に対して恐怖の力になってる社会。
これって現代の実社会のマイノリティなんだよな。
自分の世界から見たら、違う特性を嫌がる。(目の色、髪の色、肌の色など)
持って生まれた特性が実社会に必要の無い恐怖を生んでしまう。

出来れば隠しておきたい、使うと、社会からつまみ出される。
その超能力をうまく利用してた時代もあったらしいけど、結局変わった能力は他人に恐怖を与える。
電気系、癒し系、熱系、冷却系、物質移動系、など、色々出てきて面白かった。
最後がスッキリしてないのは、結局のところ、本映画の製作陣にも、ハッピーエンドが、何処なのか、正解が見えなかったのかな?
意外にも考えさせられた映画でした。
エンドシーンから推測するに続編ありそう。
何処がハッピーエンドなのかは、その時にか?
Akirajiisan

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