このレビューはネタバレを含みます
長いです!すみません!
~誰も知らない アスファルトがひび割れてるところ
眺めればなんとなく 寂しい
手の届く距離 それでも
出てこない言葉があるんだ
いつからか思ってた 本当のこと軽く肩を撫でる風 微熱の中で聞こえる声
振り返ればすぐそこに
咲いていた夏の花
うっかり手を触れちゃいけないくらい 綺麗で
雨上がりの太陽に
輝いて揺れていた
いつまでも見つめていたいよ
1つだけの夏の花~
―夏の花―
学生時代から仲が良かった厚久(仲野太賀)と武田(若葉竜也)と奈津美(大島優子)
厚久と武田はその頃から将来ミュージャンになる夢を抱いていて
この"夏の花”は奈津美の事だと思う
厚久と武田にとって、奈津美は昔風に言えば「マドンナ」だったんじゃないかな
その後、厚久と奈津美は一女(鈴)を授かり結婚したものの、厚久は愛の言葉を奈津美に伝える事はなかった
うっかり手にしちゃったけど、出てこない言葉達
"make my wife and daughter happy”
厚久は英会話を習う先で話す
「不思議だよな、英語だとすらすら本音が言える」
と武田に言ってはみるが
そんな矢先厚久は奈津美が浮気をしている姿を見てしまう
(ここで若葉竜也さん、ごめんなさい!奈津美をとってしまうのは最初の方で若葉さんだと思ってましたが…毎熊克哉さん(洋介)でした!…これはこれで毎熊さんファンとしてショックですが、何せ毎熊さん、こういう役ぴったりなので…)
それからは Rolling Stones
厚久の破ったガラスがいつまでも直されてないのが奈津美と洋介の将来を表してるようだった
奈津美の絶叫は「やっぱり」みたいな声に聞こえたな
この映画は、厚久と武田の強い友情の話だったんだ
厚久の顔が見えないから電気を付けていいか、と武田が言ったり
二人が手を恋人繋ぎしたり、泣きながら抱き合ったり
そしてラストは…
厚久を走らせたのは武田だ
見てられないと泣いた武田だ
鈴に言葉が出てくれば良いな
それにしても仲野太賀の涙はいつも綺麗
”All The Thinks We Never Said"