Ikeikesoukun

生きちゃったのIkeikesoukunのレビュー・感想・評価

生きちゃった(2020年製作の映画)
3.1
開始10分しないで、無理だな...ってなりました。石井監督の映画には不満や鬱憤がそこかしこにばらまいてあって、そこそこ回収しながら進むストーリーが頭にあったので、今回は最後の最後まで理解不能の数々。そして、回収もなく終わり...涙も1粒も出なくて。観終わって渋谷の街を歩きながら反芻して、漸く合点がいったのが2時間後。とにかくもう一度観る前提ですが、スコア3.1なのは若葉竜也さんというキャスティング。仲野太賀さんとの化学反応がすごかった。ラストまでは「静」のキャラクターが突然「動」となり、熱を帯びたときの車中シーンは圧倒的存在感。そしてそこで吐く台詞「ごめん見れない」的な言い回しが、そのシーンには絶妙に素晴らしくよかった。トータル的には石井監督は常に安定の斜め目線でいてほしい。でも、もう一度観たらまたスコア変わるかも...
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