Ikeikesoukun

やがて海へと届くのIkeikesoukunのレビュー・感想・評価

やがて海へと届く(2022年製作の映画)
2.8
原作も読まず、予告も観ず試写会へ。大好きな中川監督の、贅沢なキャスト陣によるストーリー。
正直、残念に尽きる。
浜辺美波にはミステリアス感は出ておらず、岸井ゆきのも中川監督独特の透明感が出ず、杉野遥亮が出てきた途端映画の方向性が商業ベースに。やはり中川監督には、自身の脚本で今まで通り作りこんでいただきたい。光石研さんのみ存在感と、ストーリーの伏線を担ってくれていた。
震災を絡めての作品なのだろうが、当事者からしたら他人事に作られ、震災を経験、見聞きした人にも心にくるものは感じられず、ただ時間だけが長く感じてしまった。
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