Shirorin

ファヒム パリが見た奇跡のShirorinのレビュー・感想・評価

ファヒム パリが見た奇跡(2019年製作の映画)
3.4
フリーパスによる2本目はこちら。

バングラデシュからパリに逃れた政治難民の少年ファヒムがチェスのチャンピオンを目指した実話の映画化。


さすがフランス🇫🇷は自由、平等、博愛の国だな〜と思った。

ノートルダム寺院が映ったときは、火事の前の姿にちょっと泣きそうになった💧


バングラデシュなんて、ほとんどイメージ湧かなかったけど、道端に半裸みたいな人が寝てても(まさか死んでる?)全く気にしないのね。やはりご飯は手で食べる。バス🚌の屋根に荷物積んでたり、列車🚃の屋根にまで人々が乗車していたり。

そんなところから、父子がパリへやって来る。子供は、チェス♟を通して仲間ができ、フランス語を学び、ご飯もフォークとナイフ🍴で食べるように。

父は、言葉もダメだし、仕事も見つからないのに、焦る様子も努力する様子もなく、チェスクラブにはいつも遅刻で、イライラさせられた😓

だけど、子供は国境を越えて誰とでもすぐに仲良くなるけど、大人はなかなか…てのは定説だよね、と少し切ない気持ちにもなった💧


久しぶりのジェラール・ドパルデュー。
あの特徴ある鼻👃は健在でしたが、何、あの出っ腹は⁉️太りやすそうな感じはあったけど、あんなにまでなってるとは…絶句。役作り?いや、でも実物よりも完全に太り過ぎ💦

でも、厳しくて怖い師匠を好演。
一人暮らしの様はチャーミングで、ファヒムとのやり取りで思わず笑うシーンが良かったな😊

チェスクラブの子供たちは偏見とか全くなく自然にファヒムを受け入れ、言葉を教えたり、家に交代で泊めてあげたり。中には拒否反応示す親もいたけど、次の朝にはサンドイッチ🥪用意してくれていたり。みんな優しい。そしてルナちゃん👓が可愛かった💕

優しいといえば、チェスクラブの太めのおばちゃん。なんとかしようといつも力を貸してくれて、最後は彼女のおかげだもんね😆
「フランスは人権の国なの?それとも人権を宣言しただけの国なの?」て素敵だった〜👏それにすぐ動いてくれる首相。日本との違いを感じずにはいられなかった…。


ただ、ファヒムのような天才児はラッキーだったけど、大半は強制送還されるんだろうなとモヤモヤしてしまって、手放しでこの作品を良かった‼️とは言えない気持ちになってしまったのも事実…😔
Shirorin

Shirorin