ラッキーマウンテン

罪と女王のラッキーマウンテンのレビュー・感想・評価

罪と女王(2019年製作の映画)
3.6
胸糞悪いがそれを求めていたので、予想より胸糞悪い結果になって満足。
と言いたいところだが素直にそう言えないのが胸糞悪い映画の良いところ。
とりあえずドン引きしてモヤモヤしたい人にはうってつけの1本。
静謐な画面作りは北欧映画ならでは、と言いたいところだけど、カメラの揺れがちょっと気になる。

どうやって関係を作るのかと思っていたが、持って行き方に中々説得力がある。
アンネのできる女ながら自己中な部分もしっかり描かれてるので、展開に不自然な部分はないと思う。
グスタフみたいに若くて女の子も寄ってくるメンズがおばさんに誘われて乗るのか?という点は赤ん坊女児の私にはわかりませんが、まぁ多分ありなんでしょう。
バレてからのアンネの豹変ぶりは見事なもので、あんな立派な演技を披露できるなら不倫が文化というのも強ち間違いではないのかもしれない。そんなわけねーだろ。

アンネの服装なんかはかっこよかったので、今後歳を取るにあたって外見だけは彼女を目指そうと思います。外見だけ。おわり