ちゃんしん

クローゼットのちゃんしんのレビュー・感想・評価

クローゼット(2020年製作の映画)
3.5
何気に良かったな…。

少しエンタメ要素もあるけど…、まあまあの怖さは感じる。

霊の存在を信じていない人は多いように思うけど、自分はどちらかといえば信じている。
まあ、大した霊体験ではないけど、実際に体験したことはあるし、以前にいた職場ではほんとに真面目な人が「俺は霊が見えてしまう…。」って言っていたし…。
その同僚だった人曰く、子どもの頃はとんでもなくハッキリと見えていたが、大人になるにつれ見え方が段々とぼやけてきているということだった。
ただ、それでも性別や年齢や容姿は分かるし、どんな思いをこの世に遺しているのか?もちゃんと感じるということだった。
それを証明することは出来ないから、それが難しいところだけど…。
その人によると、霊が見えることはとても嫌なことが多いらしい…。
霊の方は自分の思いをとにかく伝えたいらしく、見える人だと感じると近寄ってくるし、どんな思いなのか?どんな死に方をしたのか?なんかを映像として否応なしに見せてくるということだった。
子どもの頃に住んでいた家では、まだまだ全ての霊自体が怖いものだと思っていたから、霊に追いかけ回されてほんとに怖かった…と、話していた。
大人になるに従い、霊にもいろんな霊がいることを理解してからは、全ての霊に怖がることをしなくなったんだけど、それでも、やっぱりとんでもない悪霊はいるらしく、怖い思いは続くらしい…。
その時に彼が住んでいた集合住宅にも階下に事故物件があったらしく、夜な夜な自分の枕元に現れては何かしらの怨念を強く見せつけてくるらしかったが、とにかく纏わりつかれないために目を合わせないように必死でただただ知らないふりをして耐えているということだった。
自分が仕事を変えたので、その後の彼のことはよく知らないが…。

ただ、そんな経験から思うことは、自分自身は何かしらの理由で成仏出来ない霊は必ずいるように感じているし、さらには先祖の霊たちが守護霊として自分を悪い霊たちから護ってくれているとも感じている。
中でも成仏出来ない悪い霊は自分と同じような魂の人間に取り憑いて今までに犯してきたの罪の重さを思い知るまで苦しみ続けることになるように感じている…。
自分の罪を心底懺悔するまで成仏出来ないようになっているのだろう…。
現世での人間には、睡眠や休息などの時間が必ずあるが、たぶん、成仏出来ない悪霊たちにはそんな優しい時間は与えられないだろうし、逃げようにも逃げられないとんでもない苦しみが待ち受けているように思う。
現世は有限だが、霊界は無限の世界のように感じているから、散々、悪いことをしている人間は自分の犯したその罪の重さにより絶対に逃げることが許されない相当な罰と苦しみが待っていると覚悟しておくべきだと感じている…。

まあ、どちらにしても
霊が存在するのか?しないのか?
霊界があるのか?無いのか?
なんて、死んだら誰にでも分かること…。
死んでからのお楽しみということだ。
霊界がほんとにあるとすれば、悪をするものは生半可な覚悟では通用しないことだけは確かなことだろうな…。
とにかく、霊界があったとしてもなかったとしても現世では悪霊たちに取り憑かれないように、守護霊たちに護ってもらえるような生き方をしないと…。
悪霊が憑いてるものは人相に必ず出てると思うし、強い悪霊が憑けばつくほどより悪いことをしでかすようになると思っている。
悪い奴はどんどん、その悪行がエスカレートしていくのは、悪霊がさらなる悪霊を引き寄せてしまうからだろう…。

後悔しないためには真面目に良い生き方をするのが一番…。
それが一番幸せで間違いがないとは思う。
ちゃんしん

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