はま

海辺の家のはまのレビュー・感想・評価

海辺の家(2001年製作の映画)
3.6
そりゃまぁ、泣くよね。

あらすじ読んだだけで流れも結末も読めるし特に目新しさは感じないけどね、まぁ、感動するよね。
家族の話でヘイデンで浪川ですよ。卑怯だわー。

【妻と息子と別れ、1人ボロ家に住むジョージ。その息子は新しい家庭にも馴染めず周囲から浮くばかり。ジョージは、この夏を息子と過ごすことに決める。】

息子サムの反抗具合がかなり身近に感じられて胸が痛かったです(笑) うちにもいるわぁ。「うるせえクソババア!勝手に入んな!」って言うやつ。ヘイデンみたいなイケメンなら大目に見るのになあ←

そんなサムが心を開いていく描写が「キレイゴト」になりすぎてなくて良かったです。サムとジョージの本音が見え隠れする親子の会話がめちゃくちゃ好きでした。
「俺は"無"なんだ」
「変わりたい。自分じゃない何かに」
具体的には分からないけど、このままじゃダメなんだって心の底では思ってるサムの不器用な表現がモヤモヤしながらもいじらしくて、世代的にはまだサムに近い私なのに親目線で見ちゃいました。

ジョージだってかなり不器用な人だし時々コメディかよってなるところもあったりして作品全部が美しいわけではなかったけど、表現はとっても好きな映画でした。
「人生は家みたいなもの」って良いですね。

フフフ、ヘイデンはどこを切り取っても完璧なビジュアルなのだ。浪川吹き替えで見るのが大好きです。
はま

はま