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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のnobodyownacatのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

言葉の有効性を確かめると言っても両サイドとも結局は違法な暴力をすることになるって違和感はあるよ

反戦と平和のための戦争?
言葉の天才が言葉の有効性を試すのか
反知性主義
三島先生って呼ぶのおもろ
暴力とエロティックの関係の話面白い
楯の会の一期生の人の本棚イカつい
芥さん火力高すぎ
サルトル読んだ前提で話進んでちょっとついていけない

思ったより抽象度が高い議論してる
他者との関係、自然との関係、認識、時間と空間
天皇論は流石にボコボコ
坂口安吾の与えた影響デカいんだな
三島さんの思想の根は若い頃の戦争経験だったんだ
地に足がついてない考えを首から上でしか考えないって言うの良い

この討論はお互いが言葉の有効性を信じてたからこそか
芥さん「人間と人間の間に媒体として言葉が力があった時代の最後」って言ってるのに近い感覚を持ってた
この熱情を取り戻すことはなさそう
知性主義も教養主義も進んだら面白くないけど、その反発から軟派になったんだろうなとか
美化するのはやめてほしいし、今から見てもバッドエンド

三島さんの「熱情だけは認める」っていうのは言葉が有効だったと思われるのに、天皇論のところで破綻した現れなのかな

こんな半分文語みたいな口調で話すのは時代のものなのか、イキリなのか、知性のものなのか分からんけど、言語の流動性を感じた