おでん

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のおでんのレビュー・感想・評価

4.0
言葉を尽くす、対話をする、ということに真摯であった時代なんだな〜。当時の映像も、当時を振り返る現在のインタビューも、誰ひとり、適当なことを言わない。それこそ芥正彦の、「誰の真似もしないで喋っている」。
一種の陶酔であったんだろうという冷笑的な視点もあれば、いいからアンタたちみんな風呂入ってメシ食ってあったかい布団で寝てそれから話しなさい!というオカン的視点もある。
三島由紀夫ってやっぱりすごかったんだな。ずっと中心にいて、みんなが彼に集中している。場を支配するってああいうことなんだ。