アンドウ

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のアンドウのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

三島由紀夫と全共闘との記録に関しては星五つだけども、青年たちとの関係を語るシーンがただ三島を褒め称えるインタビューばかりで萎えたから4つ(それ以外の内容は死ぬほど面白かった)

三島由紀夫の思想にも芥さん含め全共闘の思想にもまっっっっったく共感は出来ない。この2つが唯一繋がっている暴力の肯定というものをまず理解しようとは思えない、ただ他者との対立や解放区を含めた空間の問題、その空間内での時間と持続性に関する討論は非常に面白かったので野次で遮られなければずっと聴いていたかった。

相反する思想で敵意をむき出されながらも向き合って話をしてくれる全共闘があったからこそ成立した時間であったのだと実感した。言霊という認識は個人的に嫌いだけれど、三島のいう言霊を会場の全体が受け取ったからこそ素晴らしい記録となったんであって、いくら命をかけた言霊でも相手がなく宙ぶらりんで彷徨うのであればそら誰でも絶望するしああいう最期になるだろなと思った。でもあんな結果になるのを多少承知の上でやったんだろうし非合法の暴力で結局誰も傷つけなかった(一緒に自決した青年以外)ということが三島さんらしいな



赤ちゃんはいつでもどこでも正義👶👶