こ、これは難しい。
たぶん、この内容の半分すら理解してないけど、この作品から感じ取れる圧倒的な熱量で心震えた。
『革命とは最大の詩だ』みたいな台詞がめっちゃカッコ良かった。
メインの三島さんではなく、芥正彦さんという元東大全共闘のおじいちゃんの発言。
個人的にこの芥さんの考え方には全く賛成できないけど、社会を変えようとする熱量は尊敬に値する。
三島由紀夫さんに関する知識もあまりなくて観賞した。この人のパワーはスゴい。ただ思想を持つだけでなく、実際に行動する強い精神力がスゴい。そして、討論の彼のスタンスが大人すぎる。
確固たる思想があるはずなのに、学生の思想や嫌みな発言を否定せずに受け入れながら、自分のロジックを展開するその手法は勉強になる。
討論で相手のあげあしをとって、真っ向勝負から逃げる人が多いけど、三島さんはそれを一切しない。
これはなかなか出来ることじゃない。
三島さんの一番のスゴさは『“天皇”とは何？』について語るところ。彼は自分の立場からも、第三者目線の立場からも、しっかり論じる。
それが右翼的思想に説得力を持たせている。彼は“相手の立場”を考える。→これは簡単なようで簡単じゃない。とくに討論となるとなおさら。
三島さんは簡単には出来ないことを、平然とやってのけるッ。そこにシビれる！あこがれるゥ！笑
ということで(笑)
三島由紀夫という人物に尊敬の念を抱きました。
この映画を観て良かった！！
