しちれゆ

わたしはダフネのしちれゆのレビュー・感想・評価

わたしはダフネ(2019年製作の映画)
3.7
ダフネはダウン症。幼く見えるけど20代半ば~後半くらい?(父ルイジがかなりおじいちゃんだから) ダウン症と一口に言ってもさまざま。ダフネはスーパーで働いていて経済的にも自立し、明るく前向き。でも今に至るまでにはさまざまな葛藤があったでしょう。思春期の多感なころには辛い思いもしたでしょう。ここでは描かれてない厳しい現実もあったと思う。
母マリアが急逝し悲しみの中でダフネは父に「お母さんのお墓に徒歩の旅をしよう」と提案。妻の死でますます老いてしょぼくれてる父。口が悪く時には辛辣な言葉を父に投げかけながらも「私は父さんの頼みの綱でいたい」「私たちは共働きで1つのチームなの」と父を励ますダフネ。健常者でもウダウダ愚痴ばかり言ってる人沢山いるのにね…。
「私はダフネ」原題は″DAFNE″だけれど、良い邦題だと思う。胸を張って″私は私!″と言える人生って素晴らしい。
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