The Greek Film Festival にて。
死に至る性感染症に感染した主人公アリスが過去に関係を持った女性をたどって事情を説明していく。
この感染症は男性は症状は軽く、女性は重症化して死に至ることがあるっていう。
なんで女性だけ?とか引っかかりはするし、感染症の恐怖を描くのかと思いきやそうでもない。
過去に向き合わざるを得ない状況になった男の物語。
女性たちの反応を見る限りアリスはあまり良い別れかたをしなかったんだろうなと思う。そんな彼から感染の可能性話を聞かされる彼女たちの気持ちったら…。そりゃそうですよねという感じ。
主人公アリスの懺悔と反省と後悔の物語とも言えそうだけど、そんなにドラマチックにあおる演出はない。
スタイリッシュな映像とサウンド、オフビートコメディのようなゆるくてゆっくりした展開がツボる。
アリスの主治医も上司もなかなか個性的なルックスだし、上司が話すときにボイスシンセサイザー(?)を使ってるのはなぜなんだ?というのがわからずじまい(見落としたか?)
不思議な映画だった。