多額の制作費の半分も回収出来ず、興行的に大爆死となった本作。
アメコミではなく玩具が原作ですが、この手のアメリカ映画と日本との相性は良かった試しがないような気がします。
どうしてことごとくヘンテコになるのか…このヘンテコさは「ウルヴァリン ＳＡＭＵＲＡＩ」を思い出しました。
ヘンテコでもクセになるような物なら良いのですが、ネタ映画としても振り切れておらず中途半端。
せっかく大規模な日本ロケが行われたのに、あんまり活かされているとは思えず。まあでも日本への経済効果は668億円というからそこは感謝したいですが…どっから出てきたその数字！本当ですかと疑ってしまいます…。
外国の方は新宿ゴールデン街みたいな街並みが好きですね。狭い路地裏での戦いはなかなかの迫力。
服飾とか美術はなかなか凝っていて華やかさがありました。
石田えりさんは６０歳にしてハリウッドデビュー。水着姿が眩しかった彼女も遂に高齢の役が似合うようになってしまいましたか…。英語もアクションも頑張っていました。安部春香さんは眼力があって凛々しくて格好良かったです。
厳重かと思いきやザルの警備や何の捻りもない脚本は残念でしたが、殺陣をはじめとしたスピード感があるアクションは見応えがありました。
スタイリッシュなアクションは見栄え良くピカイチなのでアクション映画好きとしては楽しめました。
ヘンテコ日本とチャンバラはアメリカ人好きだと思うのですが、アメリカでヒットしなかったのは不思議。
続編の脚本も用意されてたそうですが、爆死結果で続編はほぼお蔵入りなんじゃないかと思います。
