ヨダセアSeaYoda

パピチャ 未来へのランウェイのヨダセアSeaYodaのレビュー・感想・評価

4.0
"無知な人々が信仰の名の下に暴走してる。時々大声で叫びたくなるけど、それもできない…"

【STORY】
 女性は肌を隠し、我を出すな。その風潮に逆らえば殺されるかもしれない。
 そんな社会で、自由を信じるネジュマと仲間達はファッションショーを開こうとするが…?


【一言まとめ】
●敵だらけの社会で力強くあがく
●宗教の危険な側面が浮き彫り
●主演女優さんが素敵だった


【感想】
《女性に不利な社会を生きる3貫①》1貫目

 きついなぁ…

 男性はもちろん、同じ女性にも敵はいる。戒律に沿わない女性はいつ殺されるかすら分からない。
 そんな社会で、自由を勝ち取ろうと強い意志を持ち続ける女性達の姿は力強く美しく、そしてとても切なかったです。

 宗教は人の心の支えにもなるかもしれないけど、やっぱり恐ろしい洗脳でもありますよね。黒づくめで過激な行動を取る人達が本当に憎らしいけど、彼女達もある意味宗教の被害者なのでしょう。(『ホテル・ムンバイ』でもほぼ同じ感想書いた気がする笑)


 主演の女優さんが、アナ・ケンドリックのようなツヨカワな雰囲気と、オリヴィア・クックのような力強く感情的な演技で素敵でした。



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⚠️⚠️以下ネタバレ⚠️⚠️
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 対等な目線で応援してくれていると思っても、結局は "支配者が被支配者をサポートしてやる" くらいの目線だったのには失望させられましたね。


 あと最後については、何となくああなる気がしてました。
 予想がついててもきつかったけど。
 

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観た回数:1回
直近の鑑賞:映画館(20.11.01)
ヨダセアSeaYoda

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