序盤の1時間、まるでガチモンのドキュメンタリー映画を観ているような素晴らしい映像美だった。
オッサンの意地と情熱に心を打たれるし、クソガキの成長も胸アツ、家族の再生も見どころがある。
ただ少し引っかかるのが後半、クソガキが空を飛んでからかなぁ。どうしてもCGが入っちゃうのは目をつむるけど、葛藤や困難があんまり描かれてないから「ノリで飛んでみたら運も重なりバズって人気者になっちゃった感」が否めない。調子に乗るなよ、と思わんくもない。第一、主役はオッサンで良いだろうぜ。そのバトンタッチは正直要らんな。
前半があまりに良かっただけに、それらの点で落差を感じてしまった。
それでもラストはキレイだし、いちゃもんが多くなったけどかなりの良作であることは間違いない。