このレビューはネタバレを含みます
オンライン試写会にて観賞。
ゲームに夢中な今時の少年14歳のトマが、渡り鳥に情熱を注ぐ父親とのバカンスで世界が一変する。
序盤、孵化前の卵に音楽を聴かせてあげるシーンが可愛くてツボでした。
そこから事態は変わり、トマもパパと同じくいつしか鳥に夢中になっていく様が微笑ましい。
飛行機で鳥達と空を羽ばたくシーンは爽快と感動で涙がホロリ、胸が熱くなりました。
トマと同じくアッカや鳥達がちゃんと飛べているか、気になってしまうほど自分もこの世界の目線で見ていました。
見どころと言える圧巻の自然美は、これは間違いなく映画館のスクリーンで見たい!と改めて思う美しさです。
家族の再生も描かれ、涙もろい自分は所々泣いてしまいましたが、総じて心が暖かくなる作品で出会えて良かったです。
最後に監督の「愛するものを人は守りたいと思うから、もし人が自然を愛することができたなら、自然を守るために進んで行動するようになると信じてる」というコメントが印象的で、作品を通して経験したこの体験を自分の中でも大切にしたいと感じました。