夫のDVで後頭部を強打した日から悪夢を見るようになった主人公が殺人鬼の悪夢に悩まされるようになるお話。
それも単なる悪夢ではなく、真実は……。
海辺にある病棟からストーリーが始まり、超常現象ホラーと思いきやスプラッタもあって最後まで飽きない構成になってます。
ホラーとしてのポイントも抑えてます。明かりと音の使い方がもう。
イマジナリーフレンドが実体化して人を襲っているのかと思いきや種明かしで驚かされました。
導入のシーンでヒントはあったんですけどね。
連続殺人の被害者の共通点、主人公の出生の秘密とちりばめた謎をちゃんと拾ってまとめ上げているのでサスペンス要素はバッチリ。
家での見下ろし風カメラは魅せ方に関心しました。
序盤の流産と旦那のDVも大変重要な意味とヒントを含んでいるので何気ない台詞や動作も目を離せませんでした。
悪夢に切り替わる際、家が溶けて塗り替えられていく演出がすごい好きです。
ただエンドに関しては良い感じにまとめてるけど、その後考えると……
