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マリグナント 狂暴な悪夢のタクのレビュー・感想・評価

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
3.5
妄想の中に現れる最強の殺人鬼、、
この人は一体何者なのか?
予測不可能なミステリーホラーが開幕!
[ストーリー]
シミオン研究所病院の患者であるガブリエルと呼ばれてる男は、凶暴で抑えがききず医師達も翻弄されていました。

医師達はこの男に悪性腫瘍切除をすると宣言すると手術を開始します。
それから時は経ち現在。
妊婦のマディソンは夫のデレクから虐待を受けていました。口論をきっかけに妻は、部屋の壁に頭をぶつけてしまいます
その日の夜、ある恐ろしい事件が起こります。そこからマディソンは、予想にも付かない狂気的な出来事が起こり始め、彼女の衝撃的な過去が判明します。
[キャスト]
マディソン:アナベル・ウォーリス
ケコア:ジョージ・ヤング
フローレンス:ジャクリーン・マッケンジー
[監督] ジェームズ・ワン
[感想]
・[ミステリー&ホラーの傑作!!]
前半の印象としては、ホラー演出とミステリーの融合作品に感じました。

ホラー演出としては、音と映像で怖がらせる事や、古めかしい映像を使って怖がらせる雰囲気的な怖さ、そして逃げ惑う主人公を空中の視点から写す独特なカメラアングル、要所要所に描かれる演出が流石ジェームズ・ワンだな!!
と思ってしまう濃厚はホラー演出でした!
主人公が夢か、妄想の中で現れる謎の殺人鬼がその中で人を殺すと、何故か現実世界でも殺害されるという、まるで
「エルム街の悪夢」の様な設定だが、この設定が物語を一癖二癖ある物に仕上げていきます。
この謎を解き明かす為に、警察官達が登場します。
彼らが事件や、主人公の事を調べあげていく様はまさにサスペンスやミステリー映画の分類として見ることが出来る。
この、ホラーとミステリーの融合感が凄くハマり見事な脚本だと思いました。

・[18禁だけどグロい?]
基本的には前半から物語終盤までは全くグロくないです。
やばいのは、終盤のシーンです。
Theスプラッター映画の様な肉体破壊描写があるのですが、まぁ18禁にした理由はこれではないと思います。

物語の真相が結構攻めた事をしていたので、この脚本上の理由からこの年齢設定にしたのでしょう。
それくらい、衝撃的な真実でしたね!
悪魔や幽霊、呪いでも無い新たな新境地に辿りついた恐ろしい1作でした!
[最後に]
正直変な映画ではあるのですが、ジェームズ・ワンが持ってる圧倒的なセンスがとても光ってるし、あの真相が判明してからのラストのまさかのアクションシーンは、見る価値大です!

真実を知ってから2回目見たいなぁ〜
あの恐ろしい容姿は2.3週間忘れないだろうなぁ〜
タク

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