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マリグナント 狂暴な悪夢のhiのネタバレレビュー・内容・結末

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

前半はクライムサスペンス風に展開するホラーだが、後半はガラッと雰囲気が変わり、悍ましい“クリーチャー”が暴れ回る。
後半のわちゃわちゃスプラッターアクションの勢い、嫌いじゃない。
人体損壊描写も良い具合にグロくて満足。

胎内の双子の片割れが吸収され消えてしまうヴァニシングツインについては知っていたが、寄生性双生児という言葉については初めて知った。
本作のガブリエルほどの例は流石にないみたいだが、確率的には意外と身近に起こり得る現象のよう。
隣にいたかもしれない兄弟が、実は自分と一緒に生まれてきていたことを後から知るとしたら、本人や周りからすれば大きな衝撃だろう。そこで感じるものは恐怖なのか戸惑なのかはたまた安堵なのか。自分と同一になった異なる存在について、延々と思いを馳せてしまった。
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