美麗な映像と音楽、テンポがよくコミカルなストーリー展開、俳優達の名演にグイグイ引き込まれる。セットも時代を反映していて素晴らしい。
しかし移民の苦難や、少年とお年寄りの温かい交流というテーマは90年代に日本で流行しており目新しさはない。個人的にはアカデミー賞候補と意気込んで見に行き肩透かしを食らいました。
祖先が同様の苦労を経験してきた移民の国アメリカでは、日本以上に共感を得やすいと思われます。昨今のアジア人排斥問題も、アジア系移民の物語推しとして影響したのではないでしょうか。
また、一般的に奇異に見える水源探査手法や、特に回収されない札束をしまいこむシーンの挿入等、納得しづらいシーンがところどころに見られます。
最後に。予告映像はとんでもないネタバレをしているので見ない方がいいです。
