碧

MINAMATAーミナマターの碧のネタバレレビュー・内容・結末

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

【本日2回目】

1回目鑑賞後、(青木柚くんに似てたけど、いやでも本物の患者さんだよねぇ)と思ってた私。
やはり青木柚くんだったとネットで知り(!)改めて驚愕したので、「シゲル君」に注視しつつの2回目。
曲がった指は演出されてるのだろうけど、さすが柚くん独特のあの常温というか捉えようの無いほど自然な表情や目つき。
青木柚くんだと知って改めて観るともう、やり切れなくなった。
良い意味で。
あの若さで彼は本当に凄すぎる表現者。





【1回目・9/26】

エンドロール終わっても、圧倒されまくり直ぐには立ち上がれず。

後半、ユージンとアイリーンが再び写真を撮りはじめた辺りからラストまで、涙が溢れて仕方なかった。
涙というより震えに近かった。
ユージンの表現者としての魂に心を鷲掴みにされ、そして揺さぶられまくった。

最後、LIFEの編集長がユージンから届いた水俣の写真を見ている場面。
あの場面、実に素晴らしかった。
あの数秒に集約されているとさえ。

今まで「水俣病」について非常に浅い認識しかなかった。
でも恐らく、そういう人はたくさん居るはずなので、どんどん観るべきだと思うし少しでも多く知るべきだと。
そして何より、ユージン・スミスという奇才で等身大で、とてつもなく愛の人。
そんな偉大な写真家が実在したということを。

それに、やはりジョニー・デップは素晴らしい表現者だということを再確認出来て良かった。
碧