あさ

MINAMATAーミナマターのあさのレビュー・感想・評価

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)
3.5
まずは慰めてほしい。死ぬほど楽しみにしてたNO TIME TO DIE、レイトのIMAXを予約して、Qに会うためにめかし込んで劇場行ったのに上映40分過ぎてた。「いつもより早く行こ♡」と思ってたのに、21時上映じゃなくて20時上映の絶望。病院行きたい。

IMAXでQを補充する心まっしぐらだったので、近所でも見れる通常上映に妥協する訳にも行かず、こちらに。こんな形で選びたくなかった。気になってはいたけれど。

紙ウサギロペの予告で何故か既に(ショックで)泣きそうだったし、かなり鬱な心で見始めちゃったけど最終的にはこれも運命…。昨日『空白』を見たから、あの完璧なシナリオのテンポと比べては若干劣ると言わざるを得ないものの、違うタイプの映画らしい映画。

正直、水俣病が終わっていると思っていたの。教科書やもののけ姫で見るもの、くらいに。自分の国にいながら。淡々としている、エンドロールで引っ張られると言ってしまえば個人的にはそうなのだけれど、少なくとも立ち止まるきっかけをくれた。マイケルムーアの映画でも出てきた公害問題、原発事故等、大きな力で隠蔽され続け、市民は口にするものは変えられない。魚食べるのやめなよ!とか言えないし、米を研ぐのも飲むにも水は必需。産業革命、高度経済成長の裏側と言うにはあまりにもむごい。

ジョニデ演じるユージーン良かった。見てる時はこの映画に恋愛要素いるん?!って思ったけど事実には基づいていた。とはいえ、ウィキを見たら結構出会いも死因も異なる内容が書かれていたのでいよいよ何も信じられなくなる。
あさ

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