恥ずかしながら、水俣病に関して、殆ど知識がなく、教科書レベルでした。
何故この映画が今まで、日本で作られなかったのだろう。
アメリカ人の写真家視点なので、どうしても少し踏み込みが浅く感じた。あの時代、もっと外国人の写真家に疎外意識を持つのではないか。
病気に対しても疑心暗鬼な部分とか。
会社の社長とのやり取りの悪どさも。
クライマックスの母子の写真は、素晴らしかった。
お母さんの表情が慈悲深くてマリア様のよう、と思ったら、ピエタの像に構図がそっくりでしたね。
日本人は見るべきだと思うし、脚光を浴びさせてくれた事に感謝。