mog

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。のmogのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

待ちわびた最新作!ネトフリありがとう!待ち詫びすぎてレンタルしちゃっても悪魔のせいなら、無罪だよね?とか思ってました。ギリ精神を保ったおかげで愛用しているネトフリで楽しめました。

今作はミステリー要素が強めでした。
前作まではシンプルに犯人=悪魔だったけど、今回は犯人に人間が絡んでると思わせるような展開でミステリー要素を強く感じました。しかも悪魔ではなく魔女ってワードに「おぉ、そう来たか」と。
 
最近エクソシストを見たばかりの私には既視感のある冒頭シーン(笑)
前作までは悍ましい悪魔に対して「おー、悪魔だあ」みたいな緩い感覚で見ていましたが、今回は悪魔サイドのビジュがちょっと怖かった。個人的な死霊館シリーズの中ではシスターの幽霊と並ぶくらいのビジュだったな…。シスターは暗闇にぼわっと出てきたら怖いなと思う、トイレに行くときの夜中の廊下とかで想像を膨らませる怖さが刺さってたけど、今回の悪魔は顔面の怖さで圧をかけてくるパワー系だった。

けど、あの太った爆速おじさんの幽霊は何だったんだ。あれは物理的パワー幽霊ですやん…。走ってこないで怖いから。

あと、今回憑依された少年アーニー役のルアイリ・オコナーさんという方、こっちはこっちでビジュが爆発してる。

という、ビジュアル的感想はこんな感じです。

ミステリー要素が強いだけに個人的にはテンポ感が少し落ちてるような気がしました。尺がちょっぴり長く感じた。

ロレインを傷つけようとするエドを必死に助けようとするロレイン、魔女がアーニー自身を傷つけるよう仕向けるところをデビーが守ろうとしたり、愛と絆を2組で表現しているのも印象的でした。

エドが訳あって杖ついてたり、悪魔だったり、ビジュが多方面に爆発してたり、アナベル人形が出てこない(名前は出てくる)死霊館シリーズに新鮮な要素を盛り込んだ「アナベル無しでも盛り上がるぞ!」という意気込みをどことなく感じる最新作でした。あと最後のロレインとエドのいちゃいちゃガゼボシーン、音楽とマッチしてたしホラー映画とは思えないほんわかさがあってよかったです。無事浄化されました~。
mog

mog