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ウィンタースキンのYSKのレビュー・感想・評価

ウィンタースキン(2018年製作の映画)
2.0
鹿狩りの最中に父親とはぐれてしまった主人公がふと目に入った山小屋に近づいたところ何者かに撃たれてしまい、気がついたときには山小屋の中で老婆に看病されていた…というお話

なんでも老婆が言うには小屋の周りにはバケモノが生息しており、そのバケモノと間違えて撃ってしまったとか、その言葉の通り確かに森の中を手ぶらの青年がうろうろしていたら誰だって発砲するでしょう、私だってそうします
バケモノが小屋を襲ってきたりはするもののお話の大半は老婆と主人公の会話劇、つまりつまらない

そして山小屋を襲いくるバケモノと血で血を洗う戦いを繰り広げるものかと思いきや決してそんなことはなく、実は老婆が一番ヤバかったパターン
全力で抵抗すればいともたやすくねじ伏せられそうな老婆に翻弄されなぜか拷問を受ける主人公、そんなこととは一切関係がなく鹿狩りの最中だったはずなのに手ぶらで息子を探す主人公父

異形のバケモノや異様なババアが襲いかかってくるというのにローテンション、全体的に盛り上がる素振りを見せることなく終わるというのもこれは一つの才能といえるかもしれません
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