三四郎

弱虫ペダルの三四郎のレビュー・感想・評価

弱虫ペダル(2020年製作の映画)
3.2
自転車に乗りたくなった。自分のマウンテンバイクをなかなかスタイリッシュな自転車屋さんで何度も改造したのを懐かしく思い出した。今思えば、よく両親がこの我儘に付き合ってくれたものだ。本当に感謝。

作品自体は、登場人物と同じように呼吸し、同じように疲れ果ててしまった。スポーツ映画故にこれで良いのだと思う。現代の松竹映画にしては、珍しく興行成績が良いのだから、続編としてインターハイを描くだろうか。
1930年代の松竹・大学の若旦那シリーズや1960年代の東宝・若大将シリーズみたいな青春映画のシリーズものを是非復活させて欲しい。
それを演じられるだけの若手俳優はいないかなぁ。

終幕後、後ろの席の女子高生、または女子大生が「面白かったね!みんないい人って良いよね」と話していたのを耳にした。登場人物が「みんないい人」という映画を好んでくれる同世代がいることがなんとも嬉しかった。
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