予告編で心奪われた者です。
誰にでも何かに没頭する時期があって、それを何年もあとになって「あの頃は…」と語るのはよくある普遍的なものだと思います。自分にもそういう時期はありました。残念ながらハロプロではありませんでしたが…
主人公の立場になってみると、鬱屈した生活に新たに輝きを与えてくれたのが「松浦亜弥」そのものでした。それはまるで主人公にとっての女神でしかなくハマるのは当然のことだと思います。そこで出会ったハロプロ仲間は当然水入らずの仲になります。しかし、盛者必衰の理があるように彼らの仲も長くは続かないのが現実で、この映画は彼らが輝いていた「あの頃」を描いた作品です。
いやー観ていて懐かしい気持ちになる映画でしたね。後半はすこし焦点がずれ始めてきた感はありましたが、全体的にハロプロの曲をトリガーとしてノスタルジーに浸れることができました。
多分これをAKBや坂系に置き換えるとこういう映画作れないと思います。SNSやインターネットが発達していないあの頃だったからこそ成り立つ作品なんちゃうかなーって勝手に思いながら観てました。