実を申しますと、私モー娘。ハロプロを経過せず、その後のももクロでアイドルの何たるかを知ったモノノフであります。いわゆるASAYANからのモー娘。デビューなど、当時超過酷な労働環境だった事もあり、俗世間との隔絶が激しく、そのムーブメントを知る事なく今に至っております。
とはいえ、流石に当時のハロプロ勢の楽曲位は聴いてますよ。桃色片想いの名曲ぶりなども理解しているつもりです。なので、本作のタイトルである「あの頃。」を体感できなかった者として、私がモノノフとなった軌跡を辿る原点として見届けるべき、との思いで鑑賞した次第。
本作はハロプロのアイドルからの視点ではなく、ハロプロを守るオタの皆さんからの視点であるため、AKBのドキュメンタリーの様な設定ではない事は前提とした方がいいと思います。私はちょっとそう思っていたので若干物足りなさを感じてしまいました…
とはいえ、生活や世間体を投げ打ってアイドルを語る者同士の結束力や共犯意識はよく分かります。更に、大阪はあべのを拠点とするオタグループなのも、何かと大阪南部にゆかりのある私としては親近感溢れすぎ。
基本、上記グループ「恋愛研究会。」のメンバー達の、ワイワイキャッキャの世界観がいつまでも続く願いと、それを阻む現実のお話です。この世界観自体に共感出来たら最高に幸せだと思います。が、私は少し置いてけぼりになりました。なんでだろ…
