原作はあら恋のベーシストの剱樹人のあの頃。男子かしまし物語。大阪阿倍野区を舞台に、ハロプロにハマり、仲間達と終わらない青春を謳歌し、悩み、生きていく青春群像劇。実話をベースに、関西アンダーグラウンドシーンの当時の匂いをぷんぷんだしている感じが最高だった。
赤犬や、オシリペンペンズあたりの関西アンダーグラウンドのメンバーや名前がちらほら出てきたりして、ハロプロを通じて出会った仲間達が最高で。
松坂桃李のイケメン感はどうしても隠しきれなかったけど、剱さんってこんな人なんだろうなと思える演技もよく、癖の強い物語のキーマンとなるコズミンを仲野太賀が最高に演じてくれている。
閉ざされた空間のおじさん達のはしゃぎっぷりは少し嫌悪感がある人がいているかもしれませんが、やっぱり好きなものがある人達って魅力的だなーとつくづく思わされた。
2024年、おそらく観た映画の中のベスト3に入ると思う傑作。沢山の人達に観てもらいたい。いくつになっても好きなものに囲まれて生きていきたい。と思った。
