このレビューはネタバレを含みます
哲学的でもあり、一人暮らしの桃子さんの頭の中を描く切り口が好き。東北弁が良い。
キャストが良い。寂しさ1.2.3の濱田岳、青木崇高、宮藤官九郎って好きな人ばかり。六角精児、山中崇、岡山天音など、芸達者揃い。
それだけに、もうちょっとなにか欲しいと欲が出てしまう。寂しさ1.2.3がいつもまとまって何か騒いでいるだけというのが、少しもったいなくも感じた。もう少しそれぞれ個性があっても良かったのではないか?と思った。
あと、もう少し何かが起こっても良かったのではないか。内面と過去との対峙を描くなかでも、現在進行形のエピソードにもう少し波を作ってエンタメに寄せても良かったのでは?
良作なだけに、少し色々と惜しい気がしました。