【ナイト・オブ・ザ・リビング・ポリクラゲ】
2018年のフレンチ短編アニメだが古びておらず、画は今でも充分おもしろい。日本のアニメからこんな画は現れないことが、それだけで見る価値になる。そこに、新たな外国映画と出会える醍醐味がある。
ゾンビをポリ袋に変換させて、そのカオスをただナンセンスとして描く、動くバンド・デシネ。
凶暴化したクラゲが、空中浮遊して襲ってくる感覚だよね。これだけでオモロイし、そこに無理して理由付けしても無駄かなあと。ポリ袋ならナゼ破れないかフシギだけれども。
なんだかパンツにも似てるから、コレで女性下着板を見てみたい。喜んで自ら被る男続出だと思うぞ。
物語は作りようがなくて、あの極端な女で極端なオチに持ってった気がするが、徹底してポリ袋ウォーズやった方がオモシロかったのではと。サイズ違いで食物連鎖があり、大は特大に喰われるとか。人はそれを利用して、特大袋を飼い慣らして抵抗するとかね。
環境破壊の要因でもあるポリ袋が大量発生すれば、どんどん地球に厳しくなっていくので、本作の発案者は地球人ではない気もする。遊星爆弾の代わりにポリ袋が使えるのに気付いた、ガミラス星人なのでは?
<2024.10.27記>