秋田県の男鹿半島。地元の伝統行事、ナマハゲに参加した主人公が泥酔した挙句大失態を犯してしまう。地元にいられなくなった男は妻子を捨てて東京に逃げる。
2年後、友人から元妻の近況を聞いた男は…。
お酒で失敗した事がある人には辛すぎるオープニングに胃がキリキリしました。
流石にあそこまでの失敗はないですが（笑）
とにかく主演2人が素晴らしかった。
表情だけで演じるシーンが多かったが2人の巧さに魅了されっぱなし。
恥ずかしながら仲野太賀の演技を初めて見ましたが素晴らしい。ダメ男なのに憎めない、ほっとけない感が滲み出てるようでした。あとは目がいいですね。
また、チョイ役でしたが古川琴音の圧倒的な存在感。もっと見たかったです。
残念ポイントは、秋田が舞台の話なのに方言がほとんどなかった事。
主演の2人はほぼ標準語で偶に取ってつけたように「んだ」が入る程度。残念。
終始方言にしちゃったら秋田県民以外理解できなくなるのは分かるけど…じっくり聞きたかったなぁ吉岡里帆の秋田弁（笑）
当たり前ですが柳葉敏郎は文句なし。
抑揚のない描写に上映時間の長さを感じてしまうこともありましたが、仲野太賀、古川琴音と言う強烈な個性を発見できたのは大収穫でした。
