怒られてる時にヘラヘラして誤魔化す、いつまでも子供みたいな男っていますね。
そんな男が子供を持つも妻に呆れられ、「なまはげ」をきっかけに地域からも居場所を失い、東京に逃げるもまた戻るお話。
東京の場面があることで地方との対比があって分かりやすい。都会は他人だらけで色んなことを忘れられる。
こういうちょっと頼りない役の太賀の演技は本当に素晴らしいと思う。ヘラヘラしてる時はとても自然だし(笑)泣いてる時や謝ってる時はグッとくる。吉岡里穂も親友役もキャバクラの店員さんまでも皆さんも全員リアルで良かった。
男鹿の海沿いに立ち並ぶ風車とごつごつとした岩が美しくいつか見てみたい。素潜りで取って焼いたサザエに醤油をじゅっと回しかけたのがまた美味しそうで。