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パーム・スプリングスのいのネタバレレビュー・内容・結末

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ツイストを経るごとにギアが一段階上がるような感覚で、観ていてどんどん昂ぶる作品だった。

ループする世界に複数人が迷い込んでいる設定が面白い。どれだけループしたかを示す指標として、(定番の未来予知ではなく)男女関係が用いられるのもこの映画ならではという感じ。よりによってこいつがループするのか、という絶妙なキャラ設定。

サラが最高。他人の講釈には決して耳を貸さず、自分の道は自分で切り拓いていくスタイル。それでいて、「一文で」説明できなかったナイルズの話には最後まで付き合う。表情の演技が光ってた。

あらゆる選択を提示してくれて真摯だと思う。ループに取り残されても未練のなさそうなロイをラストに持ってきたのが凄い。

「もううんざりしてるよ」
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