パーム・スプリングスのネタバレレビュー・内容・結末

パーム・スプリングス2020年製作の映画)

Palm Springs

上映日:2021年04月09日

製作国:

上映時間:90分

ジャンル:

3.8

あらすじ

「パーム・スプリングス」に投稿されたネタバレ・内容・結末

タイムループして永遠の一日を繰り返す男女のロマンティック・コメディ。キービジュアルからも伝わってくるように砂漠のリゾート地というロケーションがいいし、ストーリーも『ハッピー・デス・デイ』のロマコメ版という感じで予想以上に楽しめた。タイムループを扱う作品は大量に溢れているけど、すでにループに囚われたナイルズはすべてを諦めており、そこにサラが新たに加わるという切り口がいい。周囲にもちょっとばかり濃いめのキャラクターが何人かいて、特に謎の老人ロイは強烈でいいアクセントになっていた。まさかJ・K・シモンズが出てくるとは思わず驚いたけど、ここでもいい役者だなと実感。主役の二人は初めて知ったけどアンディ・サムバーグはハマり役だったし、クリスティン・ミリオティのすんげえ大きな目も可愛い。恋愛映画は主役二人をちょっとでも好ましく思えないと一気に厳しくなるけど、二人ともダメなところはありつつも見ていて不愉快になることがなかったのも良かった。二人を素直に応援出来る、てのは大きい。

面白かったのが序盤にナイルズがループの最中に色んな人とセックスしまくった話をしていた時で、彼はゲイでもないのに男とセックスしていたことも暴露する。それは単なる下ネタトークではあるんだけど、それだけ彼がループする毎日に飽きていることがよく分かると同時にナイルズのキャラクターも伝わるエピソードになっているのが上手いなと。さり気ないけど好きなシーンでした。砂漠の夜に二人で恐竜を見るところも不思議なロマンチズムに満ちていてとても好き。あの恐竜がなんなのか私にはさっぱり分からなかったけど、そもそもナイルズがループに囚われたきっかけも謎のまま終わるので深く考えなくても良さそう。ループからの脱出方法も雑にゴリ押してて笑ったもんな。

サラがループ脱出方法を見つけてからの二人のすれ違いも面白い。愛してると告げるナイルズに「何故そう言えるの? 私たち二人しかいないのに」「元の世界でも大勢の中から私を選ぶの?」と鋭く問うサラがいい。この答えは終盤に出すんだけど、その時のナイルズのグッダグダな告白も良かった。

ちなみに結婚式の前夜に花嫁の姉であるサラと新郎エイブが寝た件はどちらもアホなんだけど、二人とも本当に後悔しているのなら敢えて花嫁には言わない、という選択肢はありだと思う。罪は白日の下に晒した方がいいという考え方も分かるしその方が映画を見ていて私はスッキリするだろうけど、罪を告白するルートではサラが楽になるだけだったもんな。サラがループからの脱出を固く決めたのは、毎朝起きるたびに自分の罪を直視させられるから、てのはかなり大きかったんじゃないかなとも。

あと脇役で出番は少ないんだけど、ナイルズの彼女として登場するミスティも面白かった。ナイルズが混乱するミスティの台詞をいちいち同時に言うもんだからますます荒れたりとか、ナイルズに別れを告げられると振ったのが自分ではないことの方にショックを受けて厄介なキレ方をしたりとか、とにかくクズで輝いてて最高だった。こういう現実ではお友達になりたくないタイプのどうしようもない女は大好物です。

ロイはループに巻き込まれてナイルズを殺しにかかってくるじいちゃんというだけでも面白いのに、死にかけたのを機に心境が大きく変わり、老いた自分よりまだ年若いナイルズを不憫に思うようになるのがいい。そうして家族と過ごす永遠の一日を楽しむ彼はループに残されたままになったけど、それでも最後はちょっと寂しそうで、でもそれ以上に嬉しそうだったのが良かった。これがエンドロールの最中に差し込まれるエピソードになっている、てのがまたいいんですよね。
公開前から色んなところで目にして楽しみにしてた作品だったけど、あんまり刺さらなかった。

映像とか謎の恐竜とかポップで可愛かったんだけど、心理描写が説得力に欠ける感じがした。
ナイルズが繰り返す毎日から抜け出すのを嫌がる理由(現実世界の不安とか?)もよく分からなかった。サラが「私も愛してる」って言ったのも、ただの友達みたいに見えて腑に落ちなかった。色々楽しんでるし、セックスもしてるんだけど信頼関係築く前に物理学の方に行っちゃってるし、その間ナイルズの事を恋愛的に思い返す描写もないし。

最後ロイだけ一人でずっと同じ日繰り返すの!?ってゾッとしたけど、一応戻る方法は知ってるっぽくて安心した。
タイムトラベル系の映画。1人だけではなく、複数人がタイムトラベルしてしまうという設定が面白かった。それを利用して、思い切って好き放題色々なことを楽しんでいたのが観てて気持ち良かった。
タイムリープ物のオーソドックスな展開ではありつつ、人生において「変化」や「大切な人」が居る事はとても大事だと言う事が描かれていて良かったです。

いつだって変わらない今日、昨日も明日もいつでも今日、自分のしていた仕事すらも思い出せない永遠の今日。
ナイルズの過ごしていた今日を考えたら怖くなりました。
抜け出す決断が出来たのを尊敬。
自分がナイルズみたいな状況に居たら変わろうと思えただろうか…

あとロイだけタイムリープに取り残されてない?
ナイルズとサラだけが戻れてロイは爆破の場に居なかったからそのままなのだろうか?
それだとするとちょっと後味悪い気もするけど、幸せを見つけてたし良いんだろうか

下ネタ(というかストレートにヤってる)所が多かったのでそこだけ見る時は注意して下さい笑
ブルックリン99のジェイク役アンディサムバーグが主演ということでなんとなくみてみたら、こりゃ面白い!めっちゃよかった!好き!!

同じ1日を何度も繰り返すタイムスリップものは、そんなに新しくない。
ワタシはすぐに「ハッピーデスデイ」を思い浮かべたけど、多分他にもたくさんあると思う。

でも、この映画は"ならでは"の要素や展開が多くあり、面白かった。
特によかった設定は、あの洞窟を通った人はみんな同じ状況になるということ。

摩訶不思議体験系って、主人公のみがその状態になり、抜け出すために友達や家族にどうにか信じてもらうように説明して、協力してもらうってパターンが通常な気がする。
「ハッピーデスデイ」もそうだし、いっこ前にみた「ラブセカンドサイト」もそう。
でも「パームスプリングス」は"その状態"の人が増えるんだよね。

一緒に永遠の時間を楽しみまくったり、恨まれて殺されたり。笑
ナイルズとサラが割り切ってタイムスリップを受け入れ、毎日いろんなことをして楽しむシーンは最高だった。
そしてロイの存在もめっちゃよかったな〜。そりゃ同じ毎日を繰り返すだけの人生にされたら、そうした相手を恨むわな。人殺ししても罰せられない(どうせリセットされるから)なら、殺そうと、痛めつけようと思うわな。毎回結婚式に現れずたまにしかこない、来ない時は自宅で家族と暮らしてるってのも納得できるし。
面白い設定だった。
あの、意味ありげなこと言ったおばちゃんも、実は同じ状況の人なのかな...


タイムスリップしても前回以前の記憶は保ったままってのも大事。

「ハッピーデスデイ」の主人公も前回以前の記憶を保ったままでいられて、それを生かして色々なことを検証して犯人探ししたり、毎日毎日勉強して知識を積み重ねてタイムスリップの原因や解決策を見出したりした。

「パームスプリングス」ではサラがまさに同じことをしたね。
量子力学(?)について学んで、原因と解決策を導き出した。

時間が永遠にあるっていうのは強みだね。
もしワタシが同じ状況になったら、英語ペラペラになるための勉強か、ケーキ作りの練習か、獣医さんになるための勉強する。笑
でも脱出もしなきゃいけないからそっちの勉強と対策もしないとか...
めちゃくちゃ時間かかるな...でも脱出するその時までは永遠にその1日でしかないから、何年勉強したっていいのか。でも疲れそうだな。でも睡眠も食事もしたい放題だし、疲れないのかな...。どんな感じなんだろう。


周りの人(タイムスリップに巻き込まれていない人)の記憶がなくなるからといって好き放題やるのも、この手の映画の醍醐味よね〜
「ハッピーデスデイ」の全裸で校内を闊歩するのとか。笑
今回、ナイルズとサラがバーで歌い踊ったシーンもとても良かった◎

もし明日目が覚めて、また"今日"だったら何をしようかな?
何をしますか?


一つ残った疑問が郷里について。
あのシーンがうまく理解できなかった。
何を表していたのか。恐竜は本物なのか幻覚なのか。


ストーリー以外のところでは、アンディサムバーグあの服装似合いすぎかってのと、
ナイルズの彼女ミスティ役の女優さんがとても可愛かったことと、
ナイルズがグルーズマンの中でずっと“Misty’s boyfriend “って呼ばれてたこと。笑。名前覚えてやれよ。笑

そして本当にPG12で良かったんですかね?笑
セックスより彼女の浮気シーンがきつい。笑
R15にした方が良かった気がする。
結婚式に参加した男女が洞窟で不思議な光に吸い込まれたことによりタイムリープにハマる。
初めはタイムリープを受け入れられず抵抗するも無駄。
段々と繰り返すことを楽しみだす。
しかし次第に二人の想いに差が。
楽しい日々に満足した男はこのままを願い、
大切な人を見つけたからこそ前に進みたいと願った女はタイムリープを抜け出すために研究を繰り返す。
そして...

タイムリープしてしまう、というと苦しみの輪廻というイメージだけど、本作は生活を楽しみ、両想いの恋人までできて充実していく。
現実に戻るなんて苦しいだけ。そもそも戻りたくてもどうやったら良いかわからないし、だったらそんな努力はしたって無駄だ。このまま楽しく過ごそう。そんな風に思い出す。
その姿はある意味、挑戦を忘れ、なんとなくの日々に満足している数多くの現代人に重なる。

しかし本当の幸せは永遠に続く楽しい今日ではなく、例え終わってしまったとしても
相手と歩む明日だと気づき、物語はエンディングに向かう。

「繰り返す日々を打破する」というタイムリープの命題を身近に感じさせる、良作でした。
明るく可愛い地獄のお話。
繰り返す日々を様々に楽しむ描写最高だったし、ロイの穏やかな日々にはちょっと泣けた。
でもそのままじゃ、定期的に絶望に襲われるだろうなぁ…。

ヒロイン個性的で可愛い。
そしてタフで最高。
主人公は一生尻に敷かれていくのでしょうね☺️

ロイとおばあちゃんも連れてってあげてよー!!!
サイコー!
サラが「量子力学」って検索かけてるの見て「うぉーーーー!」って歓声とガッツポーズが出た。あんなにテンション上がったの久しぶり。

学問と知識は裏切らない。
俺も精神と時の部屋で学を深めたい。
「時を無駄に使おう!」

無敵になった2人が楽しそうでこっちまで楽しくなる!

起きた時の憂鬱顔、からの「今日は何をしようか」と企み顔に変わる所が良かった!
タイムリープ作品は結構苦手なんですがこの作品はとても好きでした。最初は落ち込んでだんだん吹っ切れて最後にはカッコよく締めてハッピーになる。
>|

あなたにおすすめの記事